2006年01月04日

<小泉首相>靖国参拝「外交問題にならない」 年頭会見で

 小泉純一郎首相は4日午前、首相官邸で年頭の記者会見を行い、自らの靖国神社参拝について「外交問題にはならない」と正当性を強調、「外国政府が心の問題にまで介入して外交問題にしようとする姿勢は理解できない」と述べ、首脳会談を拒否している中国、韓国の対応を強く批判した。また、「ポスト小泉」人事については、9月の自民党総裁選が近づいた段階で自らの支持候補を表明する考えを示した。
 首相は靖国神社参拝について「精神の自由、心の問題は誰も侵すことのできない憲法に保障されたものだ」と説明。「一国の首相が一国民として戦没者に哀悼の念を持って参拝することに日本人からおかしいとの批判が出るのはいまだに理解できない」とも述べた。中韓両国との外交関係が停滞していることに「私は交渉の扉を閉じたことは一度もない。一つの問題があるからといって他の交渉を閉ざすべきではない。あとは先方がどう判断するかだ」と述べ、中韓両国に関係改善の努力を促した。
 総裁選に関しては後継首相のあり方について「トップリーダーが国民から支持を得るのは極めて大事だ。同時に国会議員の協力と信頼を得なければならない」と、国民的人気も重要な要素との見解を示した。ただ、具体的なポスト小泉候補の名前については「今の段階で言うのはちょっと早すぎる。9月に近づいて候補者が確定した段階でどの候補に投票するかを決めればいい」と述べるにとどめた。
 また、01年4月の政権発足以来の成果について「改革なくして成長なしという決着を見た4年間だった。今後も引き続き改革を続行したい」と強調。民主党との関係について「安全保障や憲法改正問題などかなり自民党と似ている。協力できる分野はあると思うので、協力していただければありがたい」と述べ、連携に柔軟姿勢を示した。【宮下正己】
 ◇小泉首相の記者会見要旨◇
■ポスト小泉
 トップリーダーが国民から支持を得ることは極めて大事だ。同時に国会議員、特に与党側との信頼と協力を得なければならない。今まで国民の支持よりも国会議員の中のバランスに配慮して指導者を選ぶべきだという声もあったが、両方が大事な時代になった。外交面では日米同盟と国際協調の重要性をよく理解してくれる方が次の自民党総裁、日本の首相にはふさわしい。9月に近づき候補者が確定した段階で、私はどの候補に投票するかを決めればいい。今からあれこれ言わない方がいい。
■靖国参拝
 靖国参拝は外交問題にはしない方がいい。一国の首相が一政治家、一国民として戦没者に感謝と敬意、哀悼の念を持って参拝することに、日本人からおかしいとの批判が出るのはいまだに理解できない。まして外国政府が心の問題にまで介入して外交問題にしようとする姿勢も理解できない。私は日中・日韓友好論者だ。私は交渉の扉を閉じたことは一度もない。意見の違いや対立を乗り越える努力が必要だ。
 靖国参拝をしたら交渉に応じないということでは外交にならない。一つの問題があるから中国側、韓国側が会談の道を閉ざすことはあってはならない。どの国も意見の違いはある。一つの問題がすべてを規定してしまう態度は取らない方がいい。日本はドアを開いており、後は先方がどう判断するかだ。
■他党との関係
 自民党と公明党の信頼関係は深まっており、この連立基盤の上に政策を推進する気持ちに変わりない。自公にいくつかの問題で意見の違いがあったが全体を見て協力関係が大事だということで連立を組んできた。
 その上で民主党は安全保障、憲法改正、効率的な政府ということでも、かなり自民党と似ているところもある。自民党と協力できる分野はあるので、政党であれ議員個人であれ、協力してくれる勢力があれば喜んで協力していきたい。
(毎日新聞) - 1月4日13時8分更新


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posted by GIN at 14:26| 岩手 ☁| Comment(0) | TrackBack(6) | 日々のニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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